内容説明
本史料は、伊勢国の郷士の四男であった松浦武四郎が、安政二年十二月幕府御雇いに登用され、蝦夷地場所請取役(箱館奉行支配組頭勤方奉行所の三席)向山源太夫の手付けとして、安政三年三月二十九日から十月十三日まで蝦夷地(北海道・サハリン)を検分したときの「手控」(フイルドノート)である。
目次
尻別川筋ペンケメクンナイまで
サル川上(ソラチ越え道筋聞き書き)
箱館奉行支配組頭・調役・調役並名前書
和歌
褒賞お雇い医師
触(東地三石までの漁事)
問屋・女郎屋・請負人(屋号・商標)
北地行程荒増
松前商人等
離島三島の方位〔ほか〕
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- 和書
- 老いて育ち盛り