内容説明
本書は、膠原病の患者さんとその家族の方々が、すこしでも病気のことを知ることができて、診療中に生じる悩みや疑問をすこしでも解消することができることを願ってつくられたものである。改訂新版では、これまでに大きく変化したところを改変し、最新の情報を示した。また、最近の著しい予後の改善に伴い、膠原病のみならず高血圧や糖尿病、悪性腫瘍(がん)などの生活習慣病にも留意する必要があるので、このような点をふまえ改訂した。
目次
膠原病とは
膠原病とリウマチの関係
膠原病はどうして発病するのか
膠原病はどうして多くの臓器障害を起こすのか
どのような症状がみられたときに、膠原病が疑われるのか
膠原病が疑われたときの対応の仕方と医師へのかかり方
膠原病を早期に診断するための方法
膠原病の治療法にはどのようなものがあるのか―その使用目的、治療効果、副作用、使用上の注意について
膠原病に含まれる病気の特徴とその治療経過
膠原病の合併症
病気を悪化させないための日常生活での注意
膠原病とうまくつきあう方法
膠原病の研究の進歩と将来の見通し
著者等紹介
橋本博史[ハシモトヒロシ]
昭和39年順天堂大学医学部卒業。昭和44年順天堂大学大学院医学研究科(内科学)修了。昭和47年順天堂大学医学部膠原病内科講師(医局長)。昭和55年同上助教授。昭和55年UCLA Los Angeles校リウマチ科留学。平成6年順天堂大学膠原病内科学教授。平成14年順天堂大学附属順天堂越谷病院院長(併任)。平成7年度日本リウマチ財団・日本チバガイギー「リウマチ賞」受賞。第45回日本リウマチ学会会長(平成13年5月)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。