感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
64
『ねこまた。』のリンケージ作品。天と地の狭間“あわい”にて、ねこまたたちを現世に送り出す存在・アタリ。そこには仁兵衛を看取ったクロもいた。アタリとクロは、300年ぶりに人間界を覗きに行く・・・という物語。人間には見えない精霊のような存在の二人。スマホの写真機能に感動したり、駄菓子に魅せられたり。仁兵衛の生まれ変わりと遭遇したり、小さな冒険は尽きない。人間の悩みはいつの世にも変わらない。仁兵衛とクロの絆も。早く2巻が読みたいですよ、アタリさま。2021/06/25
honoka
41
もっと早く読めば良かった。素晴らしい。絵は文句なしの作家さんだけどキャラと物語も秀逸。あたたかい気を貰える。涙がこぼれる。2019/07/15
瀧ながれ
24
既刊「ねこまた」に出てくるねこまたたち、彼らが生まれる場所でちいさな彼らを世話していたアタリ。憑いていた主人の死によって戻ってきたねこまたのクロ。ふたりは気まぐれに地上を散歩して、いろんな人間を見る。人間には見えない彼らだけど、ふと寄り添ってくれて言葉をかけてくれると、俯いていた人間がほんのちょっと上を向く。…じゃあわたしもそんな不思議な気持ちの変化があったとき、アタリが隣にいてくれてたのかな、と思ってホッとする。ときどき、空を切り取るなんて不思議なことをしちゃうアタリが好きです。また遊びに来てください。2019/05/22
せ〜ちゃん
23
★★★★★ 人が「魔が差す」時に現れる…アタリが何者であるかの突っ込みは不要の良いお話だった。『ねこまた』のパパ、現の世に興味津々♡…って感じかな〜♪ ねこまたはこの現代では「守り神」となってお家を守ってて、また可愛い♡ 最初の仁兵衛とクロの別れのシーンは泣けた( ;꒳; )…。2020/09/09
しましまこ
22
人間に「魔が差す」時に現れる三つ目のおっちゃんアタリさま、よりもクロちゃん!良かったね。 2019/05/20