内容説明
村野四郎の代表的詩論。詩論の主要任務は、詩に関する正確な観念を作ることにある。現代詩という限定された問題の中でも、人々は実に漠然とした観念で、それを認識しているので、こうした現代詩に関する考え方に明確な形態をあたえることが、この書の最大の眼目なのである。
目次
現代詩の理解と方法
現代詩の批評
新即物主義詩論
他ジャンル批判
日本近代派の作品
作家研究
批評
若い人たちへの詩論的勧告
現代の詩論
感想・レビュー
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村野四郎の評論や詩論がもっと手軽に読めればいいのにとは思う。日本で唯一ハイデッガー的に「詩」と「存在」論の問題を実作や評論にフィードバックさせようとした人だし。逆に言えば、村野四郎クラスでも「全詩集」は出るけど「全集」は出ないんだよな。2018/12/20
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