法然・親鸞にいたる浄土教思想―利他行としての往生

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法然・親鸞にいたる浄土教思想―利他行としての往生

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  • サイズ A5判/ページ数 346p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831887924
  • NDC分類 188.6
  • Cコード C3015

出版社内容情報

親鸞の往生思想の主眼は、往生することではない。往生して成仏し、そして浄土から現世に帰って衆生を教化し救済することにある。
浄土教における往生思想の展開を、思想史・歴史学等から多角的に考察し、衆生救済の思想へのより正確な理解に迫る一冊。
法然・親鸞の往生理解を解明するためには、その背景を為す往生思想が当時の人々にどのように受用されていたかを理解するとともに、法然・親鸞が当時の往生理解をどのように超克し衆生救済の思想として構築しようとしていたかを、歴史的かつ客観的観点から注意深く把握しなければならない――。

《目次》
はじめに
序 章 浄土教の興起
  一 大乗菩薩道としての浄土教
  二 インドで開花し日本で結実した往生思想
第一章 末法思想と浄土教の興起
  一 中国における末法思想と浄土教の興起
  二 日本における末法思想と浄土教の興起
    1 末法思想を厭世的に捉える通説/2 末法思想を危機克服の思想として捉える新説
第二章 法然・親鸞の往生思想に至る日本浄土教の流れ
  一 慶滋保胤に見る浄土教
  二 千観に見る浄土教
    1 千観の「娑婆に還りて」の思い/2 千観の「厭離」の思い
  三 源信の浄土教
    1 源信の厭離/2 厭離と衆生済度
第三章 法然における末法と往生思想
  一 法然の末法観
  二 法然修学時代の比叡山
  三 南都の浄土教
    1 永観の『往生拾因』との出会い/2 『往生要集』と『往生拾因』
  四 『観経疏』による念仏観の変化
  五 普遍的救済としての称名念仏
  六 生死に帰りて(還相)
  七 称名念仏が往生行である根拠
  八 法然の実践した念仏行
第四章 親鸞の末法観と往生論
  一 親鸞の末法思想の背景
    1 親鸞の二種の入末法年代説/2 親鸞の末法観と劣機の自覚
  二 末法の教える凡夫性
    1 人間に普遍的な凡夫性/2 罪業の普遍性を教える「女犯偈」
  三 機の深信と法の深信
  四 二河白道の譬喩に説かれる二種深信
  五 要門弘願門と二種深信
  六 三願転入説成立の背景
    1 三願重視の思潮/2 親鸞に先駆けた隆寛
  七 三願転入
    1 三願における念仏の純化/2 果遂の願
  八 三願的証
    1 三願に説かれる凡夫往生の因果/2 浄土よりの還来
終 章 信と称名念仏
おわりに
主要参考文献/索引

内容説明

親鸞の往生思想の主眼は、往生することではない。往生して成仏し、そして浄土から現世に帰って衆生を教化し救済することにある―。浄土教における往生思想の展開を、思想史・歴史学等から多角的に考察し、衆生救済の思想へのより正確な理解に迫る一冊。

目次

序章 浄土教の興起
第1章 末法思想と浄土教の興起
第2章 法然・親鸞の往生思想に至る日本浄土教の流れ
第3章 法然における末法と往生思想
第4章 親鸞の末法観と往生論
終章 信と称名念仏

著者等紹介

小谷信千代[オダニノブチヨ]
1944年兵庫県生まれ。現在、大谷大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。