お坊さんでスクールカウンセラー

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お坊さんでスクールカウンセラー

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784831887672
  • NDC分類 187.7
  • Cコード C0015

出版社内容情報

不登校、喪失体験、緊急支援。僧侶でもある著者が、小中高のカウンセリングの現場で出会った「死者」をめぐる7つの物語。近年、学校コミュニティでの死にまつわる事件や事故の多発に伴い、心のケアを必要とする事例が増加している。しかし、教育現場では、「死」の取り扱いに必ずしも慣れているわけではない。
 本書は、僧侶でもある著者が、小・中学校や高校のスクールカウセラーとして、緊急支援、喪の作業、ひきこもりといった深刻な状況に向き合い、相談者の苦しみや悲しみに寄り添ってきた、7つの物語が描かれている。
 死をタブー視しがちな学校の空気に風穴をあけるカウンセリングの本であり、同時にまた、仏教の入門書でもある。

「ときには、神秘的で、あやしげなことだって、相手は語り出す。死んだらどうなるんだろうとか、幽霊に悩まされているだとか、不思議な夢を見ただとか、そういう話もたくさん出てくる。そういう「心の現実」の奥底に垣間見える苦しみや傷つきの痕跡こそが、本当に大事なことなのである。相手の心の内奥からの叫びに耳を傾けて、じっと待つ。そうすると、不思議なことに、何かが動いてくる。何かがはたらいてきたときには、すでにその人の心は解きほぐされている。そして、成長している。自身を引き受けているのである。
こういうカウンセリングの見方を、私に教えてくれたのは、やはり仏教であった。」(あとがきより、抄出)

プロローグ

第1章 死と誕生をめぐる話
「わたし、死んだらどうなるんだろう?」
生まれてきてよかったのかと悩んでいた女子中学生がつぶやいた。

第2章 いのちより大切なもの
「いのちが一番大切と思っていたときは、生きることが苦しかった」
急性骨髄白血病の看護学生がたどりついた、生きる喜びの世界

第3章 傍らにいて、ともに悲しむ
「先生、あいつが死んだことは悪いことなのか?」
ある日、生徒がひとしれず命を絶った──。

第4章 世界は輝きに満ちている
「もしかしたら、私はあの子の面影ばかりを探していたのかもしれません」
息子を事故で失った母が、生きる希望を見出すまで。

第5章 不登校と幽霊
「私、以前から舅の幽霊に悩まされていまして・・・・・・」
息子の不登校に悩む母親が、おそるおそる打ち明けてきた。

第6章 死者の夢
「お母さん、心配しなくていいよ。きっと、うまくいくからね」
夢に現れたのは、一五年前に亡くなった息子だったのか!?

第7章 読経の声が響き渡る
「 ぼくは、おばあちゃんの葬式に出て、みんなで正信偈読んだとき、泣いちゃったんですよね。お経でおばあちゃんにつながることができたって」

エピローグ

あとがき

坂井祐円[サカイ ユウエン]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめぴょん

12
生きているものは必ず死ぬ。その事実から出発しているのが仏教。カウンセリングは人間に話すことで何かを変えようという手法。実証の世界ではなく、実感の世界。心の現実として起こっている出来事をむやみに否定せず、その物語に寄り添いつつ進めていく。と書かれている。 お坊さんでスクールカウンセラーもしている著者がお坊さんとしてのエピソードも交えながら、学校現場で対応した実例を紹介している本。白血病になった看護学生、自死した中学生の担任、中学生の息子を事故で突然亡くした母、不当脳の中学生の母、厄介な生徒が発端になって学級2024/01/20

西澤 隆

7
正直10代の頃はお坊さんは「儀式で稼ぐ拝金産業」だと思っていた。それだけに当時いろんなヤヤこしい話につきあってくれたウチの菩提寺の先住さんには本当にお世話になったと今しみじみ思う。人の心のもやもやと千年以上向き合ってきた智恵の蓄積は答えを出してくれるわけではないけれど重たい悩みに右往左往してしまうカウンセラーがぶれないよう碇のようにでんとそこに「ある」。ふと「僧がエラいんじゃなくて教えが尊いんだよ」という話を思い出したり。微動だにしない「導師」よりもずっとリアルなこんなカウンセラーさん。いいなと思います。2018/06/01

n yamamoto

1
広い視野と知識を持って2つの仕事をされてるお坊さん。 個人的には死後の世界とか死霊とか興味ないんだけど。 それらをまぎれもない現実としてとらえる人もいるんだねぇ。 確かに見たなら信じるか。2018/09/28

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