親鸞―歎異抄の人生論

親鸞―歎異抄の人生論

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784831885623
  • NDC分類 188.72

内容説明

現代に親鸞を語る以上、少なくとも二つのことを説き明かすことが不可欠であろう。その一つは親鸞によって宗教の最極点を明示すること。いま一つは高度の科学をもつ現代と宗教の関係を明示すること。親鸞思想の究極を見据え、親鸞を現代に生かす道を問う真摯な力作。

目次

1 「たとい大千世界に」
2 仏と人間との関係―虫のいいはなし
3 信心について―「不思議」とは何か
4 罰せられた人々―冷酷な親鸞
5 悩みはどうして起るか―動揺限りなし
6 解決の道は二つある―虚栄が最大の敵
7 善人・悪人の問題―パリサイの徒
8 法然と親鸞のちがいめ―凡夫の立場
9 人間への絶望―危機的な一章
10 幸福における私と他と―仏様しょうばいはつらい
11 最低にして最強―御同行・御同朋の路線
12 無責任の大道―地獄を覚悟した人
13 道徳の突破と回復―慢心の根強さ
14 煩悩征服の問題―狂気と正気
15 煩悩の正体―客観世界と私
16 「自然法爾」のこと―親鸞のかなめどころ
17 あやまった自然法爾観―科学的人生観のこと
18 無限精進―不思議のない人生観
19 「そらごとたわごと」について―「公害」と「核の冬」の時代
20 煩悩は不変不滅ではないこと―真実道と邪道と

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