内容説明
自国の歴史を捉え直した先にいかなる「中国」を歴史的に構想したのか?未公刊資料を含む膨大な一次史料に基づき、草創期の中国アカデミズムにおける中国史をめぐる学術の展開を詳細に跡付け、その核心を明らかにする。中国の近代史学に関する本邦初の本格的研究書。
目次
上篇 顧頡剛史学の形成に関する新研究(史学の論理と方法;同時代日本の史学との関係)
中篇 1928年前後における胡適・顧頡剛・傅斯年の学術活動(国民革命前後における三者の関係;顧頡剛と傅斯年の学術構想・活動;学問の方法―胡適と顧頡剛の分岐)
下篇 史学家の思想と行動(「中国」の構想と古代史研究;「学術社会」の構築)
著者等紹介
竹元規人[タケモトノリヒト]
1980年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、福岡教育大学教育学部准教授。専門は中国近現代思想史・学術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
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