内容説明
本書は、主として著者が奈良国立博物館に在職中、折りにふれていろいろなものに発表した論考の中から十二篇の小論を選んだものである。
目次
第1部 阿弥陀仏像(阿見陀仏の造像について;阿弥陀仏の異形像について;伊豆御山常行堂とその本尊について)
第2部 仏堂(浄土・法華信仰の諸仏と行堂;仏の国、浄土の表現;古代寺院の礼拝空間についての試論―三金堂、二金堂の存在に対する疑問)
第3部 〓仏と押出仏(〓仏雑想観;正倉院宝物の仏像型と押出仏;玉虫厨子内部荘厳の押出千仏像)
第4部 仏教工芸(僧具;経几・経台について;香印坐考)