内容説明
今なお人びとの注目を集める京都祇園祭。その長い歴史上、最も盛大であった室町期の祇園祭(祇園会)に注目し、公武の権力者が京都に併存した室町期ならではの特徴を解明。さらに室町期の息吹を現代に伝える山口と津和野の祇園会、そして室町期に行われながらも今は失われた南都祇園会にも言及。室町期の祇園祭へ多面的に迫った貴重な成果。
目次
第1章 室町時代の神輿渡御(神輿と御旅所;神幸路と駕輿丁)
第2章 室町時代の風流と山鉾巡行(風流;山鉾巡行)
第3章 祇園祭と室町時代の武家・公家(武家の祇園会見物;公家の祇園会見物)
第4章 伝えられた室町時代の祇園祭(山口祇園会、津和野祇園会;南都祇園会)
著者等紹介
河内将芳[カワウチマサヨシ]
1963年大阪市に生まれる。1987年京都府立大学文学部卒業。1999年京都大学大学院博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。現在奈良大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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