室町時代の祇園祭

個数:

室町時代の祇園祭

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784831862631
  • NDC分類 386.162
  • Cコード C1021

内容説明

今なお人びとの注目を集める京都祇園祭。その長い歴史上、最も盛大であった室町期の祇園祭(祇園会)に注目し、公武の権力者が京都に併存した室町期ならではの特徴を解明。さらに室町期の息吹を現代に伝える山口と津和野の祇園会、そして室町期に行われながらも今は失われた南都祇園会にも言及。室町期の祇園祭へ多面的に迫った貴重な成果。

目次

第1章 室町時代の神輿渡御(神輿と御旅所;神幸路と駕輿丁)
第2章 室町時代の風流と山鉾巡行(風流;山鉾巡行)
第3章 祇園祭と室町時代の武家・公家(武家の祇園会見物;公家の祇園会見物)
第4章 伝えられた室町時代の祇園祭(山口祇園会、津和野祇園会;南都祇園会)

著者等紹介

河内将芳[カワウチマサヨシ]
1963年大阪市に生まれる。1987年京都府立大学文学部卒業。1999年京都大学大学院博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。現在奈良大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

17
近年の研究を踏まヘ、祇園祭の室町期における開催実態を検討し、開催が中止又は延引されるメカニズムと要因を考察する。中止又は延引される要因は、比叡山延暦寺の動向によるもので、比叡山に対する室町幕府の制御が安定的に働く時期には、祭礼の中止や延引は少ないといふ。室町殿や朝廷の意向が強く影響する祭礼の実態が、そのまま当該期の政治構造を体現してゐるとの指摘は至当である。2020/08/01

chang_ume

9
山鉾の数なんと60基。現在の倍近くの規模で遂行された室町期の祇園祭(祇園会)だった。災厄をもたらす神霊を囃して鎮め送るために「風流」として扱われた山鉾が、下京の範囲を越えて造立されていたことにまず驚く。また複数の山鉾をひとつの地域から出す事例もあり、共同体・社会集団としての「町」が成立する戦国期より前段階は、現在の鉾町・山町のイメージとはかなり異なる様相だった。この時代の祇園会が地域住民のみならず、武家や公家、祇園社本所である比叡山の意向が複雑にからみあい、祭礼実施の不安定化を招くことも興味深い。2020/10/23

アメヲトコ

6
応仁の乱で中絶する以前、史上最も盛大であった室町時代の祇園祭の実態に諸史料から迫る一冊。「町衆の祭」という祇園祭像はもはや過去の話、将軍が山鉾巡行路を変更させたり、同じ場所から異なる山鉾が出たりと、近世以降の祇園祭とはおよそ異なる世界が興味深いです。山口や津和野、奈良の祇園祭の話も面白く、奈良のそれが松永久秀のアレのせいで廃絶してしまったのは惜しまれます。2020/11/09

とりもり

2
応仁の乱で中断する前の室町時代の祇園祭が最も盛大だったということを、その次第の貴族の日記などの資料から読み解く一冊。その時代から籤取らずの山鉾があったというのは意外感あり。また、為政者の意向で巡行のルートが変えられたことがあるというのも、ってこれは現代も一緒か。それにしても、疫病退治を祈念して行われてきた祇園祭(山鉾巡行)が、新型コロナウイルスという疫病で中止に追い込まれたというのは、何とも皮肉という他ない。早く普通の日常が戻ってくることを期待せざるを得ない。★★★☆☆2020/09/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16028534
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品