内容説明
世界を動かしたのは仏教だった!「野蛮国」の汚名を返上し、条約改正にこぎつけた歴史の陰に、仏教者たちの知られざる戦略と活動があった―。交流と決裂を繰り返しながら、より豊かに、そしてしたたかに変貌を遂げた近代仏教のハイブリッドな実像を、国際的に注目を浴びる気鋭の研究者が論じる。
目次
第1部 近代仏教の語り方(総論 近代仏教と学知;「ブッダ」の誕生 ほか)
第2部 近代仏教のトランスナショナル・ヒストリー(総論 似て非なる他者―近代仏教史における神智学;シカゴ宗教会議のストラテジー―仏教と条約改正 ほか)
第3部 アジアにおける近代仏教の展開(総論 アジアにおける「仏教と近代」;社会参加仏教とは何か? ほか)
第4部 伝統と近代(総論 伝統と近代;仏教排耶論の思想史的展開―近世から近代へ ほか)
著者等紹介
末木文美士[スエキフミヒコ]
1949年生まれ。専攻は仏教学、日本思想史。国際日本文化研究センター教授、東京大学名誉教授。博士(文学)
林淳[ハヤシマコト]
1953年生まれ。専攻は宗教史・日本宗教史。愛知学院大学教授
吉永進一[ヨシナガシンイチ]
1957年生まれ。専攻は宗教学、秘教思想史。舞鶴高専准教授
大谷栄一[オオタニエイイチ]
1968年生まれ。専攻は宗教社会学。佛教大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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