集英社新書<br> 読書狂の冒険は終わらない!

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集英社新書
読書狂の冒険は終わらない!

  • ISBN:9784087207606

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内容説明

大ヒット古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの作者・三上延は古書店勤務時代に本の査定まで手掛けていた筋金入りの書物通。一方、ビブリオアクションシリーズ『R.O.D』の倉田英之も「欲しい本はいま持ってない本、全部」と言い切るほどの本マニア。ベストセラー作家にして稀代の「読書狂」の二人が「読まずにはいられない」名作・傑作・奇本・珍本の数々を、丁々発止で語り合うビブリオバトルが開幕! 博覧強記の二人が惜しみなく出し合う秘蔵の「読書ネタ」を収めた本書は、唯一無二のブックガイドである。【目次】まえがき 三上 延/第1章 モダンホラーは最高だ!/第2章 乱歩と横溝と風太郎と/第3章 映画と本の怪しい関係/第4章 「挫折本」もまた楽し/第5章 珍本・奇本が大好物/第6章 ああ、思い出のトラウマ本/第7章 『ビブリア』『R.O.D』打ち明け話/第8章 古本・古雑誌は宝の山/第9章 本、愛あればこそ/第10章 本の未来を語ってみよう/あとがき 倉田英之

目次

まえがき 三上 延
第1章 モダンホラーは最高だ!
第2章 乱歩と横溝と風太郎と
第3章 映画と本の怪しい関係
第4章 「挫折本」もまた楽し
第5章 珍本・奇本が大好物
第6章 ああ、思い出のトラウマ本
第7章 『ビブリア』『R.O.D』打ち明け話
第8章 古本・古雑誌は宝の山
第9章 本、愛あればこそ
第10章 本の未来を語ってみよう
あとがき 倉田英之

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

362
ビブリアの著者とR.O.Dの著者の対談本二人共小説をかなり読み込まれていて、面白さが伝わった。逆に私があまり読めていないなと実感した。2015/10/07

海猫

213
おお、これは面白い。本当に「飲み屋で隣席の男二人が話していて、聞き耳を立てたら結構面白かった」ような本。著者たちが同世代なので知ってる話題がたくさんあるし、楽しそうに話してるのがたまらん。角川映画とか晩年の大藪春彦作品とか懐かしいなあ。赤川次郎についてはもっと突っ込んでほしかった。変に格調高いブックガイドぶってないのが実に良い。これは第2弾が出てほしい。隣席の男二人に入れないのが寂しいがここで本について語るのも近い楽しみか。日々の読書も積もって想い出になるもんだね。あと猛烈に魔界転生再読したくなった。2014/10/30

hiro

188
『ビブリア』の新刊を見逃さないため、読メの新刊チェックに、‘三上延’をキーワードとして登録していたら、三上さんと倉田さんの少し変わったビブリオバトルという感じのこの本がヒットした。二人とも、本だけでなく、映画にも詳しくて驚く。特に第2章の「乱歩と横溝と風太郎と」は興味深く読んだ。角川の戦略に乗せられて主な横溝作品は読んだが、どうしても乱歩には手が出せなかった。しかし、二人が語る「乱歩の無理がある設定」には驚いた(笑) もちろん『ビブリア』の創作裏話もあり、二人の本に対する愛を感じながら、面白く読めた。2014/11/14

へくとぱすかる

146
発行日は今から5日後。いいえ、タイムマシンなど使っていません(笑)。いち早く読みました。「ビブリア」の三上さんと、「R.O.D.」の倉田さんとの、本をめぐる対談、というより雑談。思うがままに繰り出される本の話題は、おもしろくて尽きることがありません。全然肩がこることがなく、気楽に読めます。冒頭、変わった本についての話が登場するので、そういう本もあるかな、と期待しました。古い本も登場するが、ラノベ世代の対話は、さすがに読書論としては、非常に新しさを感じる。2014/10/17

hnzwd

123
年代やバックグラウンドが近い二人の作者が、自らの読書暦や、本への考え方等を語る、対談形式。話は本だけにとどまらず、アニメ、漫画、映画からサブカルまで拡がって、楽しい対談だったであろうことが伝わってきます。乱歩あたりの話と、海外小説は勉強不足で判らない部分も。読み直しながら、読みたい本を増やそうかな。2017/02/27

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