出版社内容情報
仏教には、西洋の音楽に負けない素晴らしい音楽（声明）がある！声明研究の第一人者であり実唱にも通じた著者が、仏教音楽の再評価へ向けて、歴史や理論、著名な声明家からキリスト教音楽との比較まで、易しく語った類例のない一冊。
目次
１ 日本音楽と声明（世界の舞台へ；如来のひびき；声明のはなし；仏教音楽への期待 ほか）
２ ヨーロッパの宗教音楽と生活（ロンドン・パリ・ローマのミサ；ソレームは遠かった；ボイロン修道院の生活；マリーア・ラーハの一日 ほか）
著者等紹介
岩田宗一［イワタソウイチ］
１９３３年京都市生まれ。１９５９年京都市立音楽短期大学（現・京都市立芸術大学）卒業。１９６５年仏教大学卒業。１９９９年３月大谷大学教授を退任、大谷大学名誉教授。現在、大谷大学、龍谷大学非常勤講師。ならびに京都市立芸術大学音楽学部大学院、立命館大学文学部大学院、真宗大谷派中央声明講習会等で講師を歴任。東洋音楽学会会員、日本音楽学会会員、楽劇学会会員
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感想・レビュー
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林克也
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何はともあれ、一度、ちゃんと声明を聴かなければいけないと思った。CDやネットで聴いた後、実際に寺院の法要で生で聴けるチャンスがあるといいが・・・。きっと、バッハの音楽を聴くのと同じ感動があると思う。ところで、あの東大寺の大仏開眼供養会、いままで書物では読んではいたが、この本を読んでその様子と音空間が思い描かれた。で、来年の修二会でぜひ声明を聴きたいと思う。2014/11/13
