出版社内容情報
大成功のクリミア攻略で出世したマンシュタインを、不利な戦況と、ヒトラーの理不尽な命令との際限ない戦いが待っていた。疲弊し、勝つべき戦を失ったドイツ軍の記録。詳細索引付。
内容説明
死守せよ、と独裁者は命じた。一個軍を失うより、一都市を放棄する方がましだ…ヒトラーの退却禁止命令に抗し名将は機動戦に祖国の命運を賭ける。
目次
第3部 対ソ戦(続)(軍総帥におけるヒトラー;スターリングラードの悲劇;南ロシアにおける1942~43年の冬季戦;『城塞』作戦―クルスク大湾曲部の戦闘;1943~44年の防衛戦)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
代理
2
それどころじゃない状況で度々、会談とか報告で本国招集をかけるヒトラーにイライラする。著者が言うように一度は前線の将兵を見て回れば、凝り固まった死守路線も変わったのではないか。東部戦線南方方面での軍事的勝利にこだわるマンシュタインと、全世界との戦争を志向してるヒトラー。目標も違うし、思考回路はもっと違う。罷免に至る展開は非常にドラマチックであり、たしかにここで筆を置くのは良い判断だと思った。2023/12/27
みとりで
1
対立は、もはや組織として機能不全を引き起こすほどに2008/09/16
ビタミン
0
★★★★★2013/07/02