内容説明
往生極楽を目指した人々。平安時代に芽生え、やがて社会全体に広がった「お迎え」の信仰。その光と闇に迫る。
目次
1 日本往生極楽記(序;聖徳太子―日本仏教の開祖、妃とともに往く;行基―大仏建立の立役者、鬼も認める極楽往生 ほか)
2 続本朝往生伝(一条天皇・後三条天皇―天皇でも臨終正念は必須;藤原頼宗・源顕基・大江音人―公卿三人、天台僧の指導によって;遍照―天狗が語った高僧の往生 ほか)
3 拾遺往生伝・後拾遺往生伝(最澄―山家の大師、遺戒を定めて;相応―回峯行の創始者、不動明王に導かれ;永観―東大寺別当、民衆とともに称名念仏の中で ほか)
付録 楞厳院二十五三昧過去帳
著者等紹介
梯信暁[カケハシノブアキ]
1958年大阪市生まれ。1982年早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒業。1991年早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程退学。2006年博士(文学)早稲田大学。現在、大阪大谷大学文学部教授、龍谷大学講師、武蔵野大学講師、浄土真宗本願寺派中央仏教学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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