目次
序 宗教におけるコミュニケーションのかたち
1 問答・論義による教育の伝統と教学の発展(インドにおける討論の伝統とその形式的発展;チベットの学問仏教;南都の法会と法相論議;天台の修行と論義の形態;臨済禅の公案体系について;浄土真宗における問答と教育の方法)
2 宗教内論争と宗教間論争(中国初期仏教における道教・儒教との論争と交感;平安時代の宗論;戦国時代におけるイエズス会宣教師と仏教僧侶との宗論)
3 ヨーロッパに由来するコミュニケーション―対話をめぐって(古代ギリシア哲学における「対話」;中世キリスト教世界における異宗教間対話をめぐって;現代日本における宗教間対話)
4 現代の仏教実践におけるコミュニケーションのかたち(宗教教育と対話的原理;カウンセリングと真宗;真宗の伝道・説法におけるコミュニケーションの要素)
著者等紹介
レップ,マルティン[レップ,マルティン][Repp,Martin]
1953年ドイツ生。マールブルク大学神学部博士課程単位取得。1988年来日。元龍谷大学文学部教授・元NCC宗教研究所副所長。現在はドイツ在住。Th.D.(マールブルク大学)。教授資格(ハイデルベルク大学)
井上善幸[イノウエヨシユキ]
1971年生。龍谷大学大学院博士後期課程単位取得。龍谷大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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