内容説明
私とあなたは対等なパートナーというスタンスで子どもたちに接し始めたとたん、子どもたちは少しずつ自分を語り出し、どんどん元気になっていったのです。
目次
生まれてきてくれてありがとう(子どもとおとなのパートナーシップ―お母さん、絶対に怒らないって約束して聞いて;幼児期にたいせつにしたい―ことばと気持ちのキャッチボール ほか)
私、お母さんみたいな人がお母さんでよかった(子どものことばを聞く―自分の気持ちをきちんと伝えることのできる子どもに育てたい;学校に行きたくないと言うとき―お母さんがわかってくれればがんばれると思う ほか)
思春期まっ最中険しいけれどすばらしい道のり(進路に悩んで―お母さんのその期待がどれだけ私を苦しめているか、わかる?;ひとりで生きていく力を育てる―私は生まれて一五年親も親になって一五年…)
子どもの人権を尊重するおとなと子どもの関係をつくる(アジアの子ども買春問題―日本の“少女売春”と同じ社会の価値観から生まれた;「学校と警察の連携」は教育の放棄―“非常事態”に直面したときこそ生きる力を育てるチャンス ほか)
坪井ファミリー・子どもたちの本音トーク“うちのお母さん”―今のままのお母さんでいてほしい(子どもたちの声に耳を傾けて―子どもと弁護士でつくる芝居「もがれた翼」シリーズで訴える)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
23
非行少年の付添人活動を通して、厳罰化を伴う少年法改正に反対するなど、子どもの権利擁護の分野では有名な弁護士が子育てを通して子どもの権利を考えたエッセイ。子どもの権利条約やリヤドガイドラインを紐解きながら、子どもと大人の対等なパートナーシップを構築するための子育て実践が書かれている。社会状況としては、親が子どもを支配しても良いという権利に関する根本的な誤解が蔓延していると警鐘を鳴らす。エッセイだが、子どもの人権を学ぶことができる。例えば、フィリピンの児童性売春の逮捕者は日本が世界一位だという。酷い話だ。2023/02/18
TOMTOM
0
子どもの「人権」を意識した子育てに取り組まれていること。少年法についての意見など、弁護士だからわかる視点で述べられておりそれはよいのですが、幾分もはや古い内容なのが残念。2013/09/30
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