出版社内容情報
「魅惑の都」ソウル、「カオスの都市」釜山、「神々の島」済州島等々、旅人として異邦人として、著者独自の視点で覗いた韓国を紹介。立命館アジア太平洋大学で長年教鞭を執ってきた著者が、多くの韓国人学生・教員と触れ合ううちに抱いた韓国・韓国人に対する素朴な疑問を、自らの足で韓国各地を歩きまわることで解き明かす。「魅惑の都」ソウル、「カオスの都市」釜山、「神々の島」済州島……。旅人として、異邦人として、著者独自の視点と感性で覗いた韓国を、時には笑い、時には涙。抱腹絶倒の韓国の旅を紹介する。
新聞やテレビのニュース報道で、「韓国」というだけで、政治的な対立関係ばかりが頭に浮かびがちな昨今であるが、「こうした魅力あふれる国がすぐお隣にあることを、わたしたち日本人は僥倖としなければならない。韓国人と日本人がそれぞれの国をじっさいに訪れることによって、友達や知人をつくり、相互理解を深めていけば、二十年後、三十年後の日韓関係はすばらしいものになる」と著者は語る。
【目次】…プロローグ/第1章「魅惑の都」ソウルへの旅/第2章「儒教のメッカ」安東への旅/第3章「湖南の穀倉地帯」全州への旅/第4章「カオスの都市」釜山への旅/第5章「神々の島」済州島への旅/あとがき
プロローグ
第1章 「魅惑の都」ソウルへの旅
1 韓国人の「空間力」と雄弁力―南山ソウルタワーから韓国民俗村へ―/2 絶品キムチと「整形大国」―ソウル・恵化の繁華街を歩く―/3 韓国人学生はなべて「SKY(空)」をめざす―ソウルの高麗大学潜入と韓国人の「身体距離」―/4 韓国人の“無愛想”と「情」の深さ―江南の高級マンション群を歩く―
第2章 「儒教のメッカ」安東への旅
1 安東で出会ったベトナム―なぜ韓国の大統領はいつも逮捕される?―/2 両班の村でじっとバスを待つ―両班の正体とPタイム―/3 韓国儒教のメッカ・陶山書院へ―韓国女性の激情と儒教の衰退―
第3章 「湖南の穀倉地帯」全州への旅
1 KR韓国鉄道の意外なおおらかさ―韓国人エリート青年の全州暮らし―/2 朝鮮王朝開祖・李成桂のおもしろさ―半月夜のパンソリを堪能する―/3 牛が鳴く「全?準先生古宅」にて―韓国の近代化はなぜ挫折したのか―/4 全州の庶民の親切に泣く―韓国人の「反日」はほんとうなのか―
第4章 「カオスの都市」釜山への旅
1 ビートルで玄界灘を押し渡る―「釜山港へ帰れ」はもはや時代おくれ?―/2 釜山国際映画祭と李舜臣将軍の奮闘―韓国人はマレー人に似ている?―/3 合格祈願のアジュンマ軍団と「チング」の正体―なぜ仏教の寺は山のなかにあるのか―/
4 韓国人の「択一思考」とキリスト教の広がり―海雲台のビーチから水営路の巨大教会へ―
第5章 「神々の島」済州島への旅
1 港町・西帰浦の選挙運動―なぜ済州島には「女が多い」のか―/2 漢拏山登山とシャーマンの「堂」へ―“同伴者”司馬遼太郎と共に―
あとがき
小竹裕一[コタケ ユウイチ]
著・文・その他
内容説明
魅惑あふれる国へひとっ飛び!
目次
第1章 「魅惑の都」ソウルへの旅
第2章 「儒教のメッカ」安東への旅
第3章 「湖南の殻倉地帯」全州への旅
第4章 「カオスの都市」釜山への旅
第5章 「神々の島」済州島への旅
著者等紹介
小竹裕一[コタケユウイチ]
東京生まれ、早稲田大学法学部卒業。横浜市役所に勤務後、シンガポールの南洋大学に留学。邦字紙「星日報」に入社し、記者、編集長を歴任。その後、日本語教師をしながら、シンガポールから発言をつづける。立命館アジア太平洋大学(APU)客員准教授。専門は日本語教育と異文化間コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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