内容説明
多くの人から親しまれている良寛の穏やかな姿の裏には様々な涙が隠されていた―「良寛さん」の人間味あふれる評伝。
目次
千金の涙
切ない別れの涙
波間に沈む涙
兎を思う涙
見舞状に見る涙
哀れな乞食に落とす涙
仏教界の現状を嘆く涙
法悦の涙
ただの世界にただ涙
人の親の不幸に涙
学問の師を弔う涙
人の世を嘆き流す涙
仏法の師の恩に涙
法灯の滅するを嘆く涙
盗人に間違えられて流す涙
筍を焼失して流す涙
臨終の涙
著者等紹介
久馬慧忠[キュウマエチュウ]
1934年、神戸市生まれ。1954年、駒沢短期大学仏教科卒業後、沢木興道老師、内山興正老師に随侍。1956年、曹洞宗・東善寺(舞鶴市)住職。1966年、曹洞宗・成福寺(一宮市)へ転住、現在に至る。一宮福田会(袈裟講習会)主宰。1991年より年1回参禅と袈裟把針指導と講演のために渡欧する。多年にわたり、坐禅・袈裟・良寛・妙好人について研究を続けている。現在、曹洞宗・成福寺住職、NHK名古屋文化センター講師、曹洞宗東海管区教化センター布教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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