出版社内容情報
山岳信仰・修験道とかかわりの深い「天狗」とは何か。天狗になぞらえることの多い「修験者」とはどういう存在なのか。修験道の通史にはじまり、天狗や山の怪異伝承、修験者の特性や信仰の実態、出羽三山信仰や恐山信仰などを考察。現在では入手困難な記録や多様な事例から、修験者の固有信仰を幅広く論じる好著。
解説=鈴木正崇。
《目次》
Ⅰ 修験道の展開
Ⅱ 天狗伝承
1 鬼と天狗――『今昔物語』を中心として
2 天狗と民俗――山と里の天狗観
3 天狗の系譜と図像学
Ⅲ 山と修行者
1 石鎚山行者伝承
2 修行者としての僧侶
3 修験者たちの道
Ⅳ 修験と民間信仰
1 修験と火と山岳信仰
2 修験道と民間医療
3 出羽三山登拝と里先達――千葉県袖ヶ浦町蔵波の事例を中心として
Ⅴ 恐山信仰と下北の他界観
1 恐山霊場と聖地観
2 下北における他界観――脇野沢村の儀礼を通して
Ⅵ ヤマ(山)とタケ(岳)の信仰から山岳信仰へ――おわりにかえて
付 山岳信仰アラカルト
初出一覧
解説 宮本袈裟雄の民俗学――その特質と方法(鈴木正崇)
内容説明
山岳信仰・修験道とかかわりの深い「天狗」とは何か。天狗になぞらえることの多い「修験者」とはどういう存在なのか。修験道の通史にはじまり、天狗や山の怪異伝承、修験者の特性や信仰の実態、出羽三山信仰や恐山信仰などを考察。現在では入手困難な記録や多様な事例から、修験者の固有信仰を幅広く論じる好著。
目次
1 修験道の展開
2 天狗伝承
3 山と修行者
4 修験と民間信仰
5 恐山信仰と下北の他界観
6 ヤマ(山)とタケ(岳)の信仰から山岳信仰へ―おわりにかえて
付 山岳信仰アラカルト
著者等紹介
宮本袈裟雄[ミヤモトケサオ]
1945年長野県生まれ。1973年東京教育大学文学研究科日本史学(民俗学)修士課程修了。武蔵大学教授を務める。日本民俗学。2008年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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