出版社内容情報
多くの人々の生き方や文化に影響を与えてきた浄土教。浄土教を中心とした日本人の心を心理学から解明する、これまでにない画期的一冊!
藤 能成[フジ ヨシナリ]
内容説明
日本人にもっとも馴染む心理学、「浄土心理学」の可能性!
目次
第1章 浄土教と心理学の接点(仏教・浄土教と行動科学の接点;二河白道―語られた宗教的信の持つ機能;禅と浄土の心理学的研究史)
第2章 真宗と心理学の接点(浄土真宗と人間性心理学の思考様式の問題について;浄土真宗とスピリチュアリティ―虚無感をいかに克服するか;真宗心理へのアプローチ―二種深信と自我同一性を手がかりとして)
第3章 対話と傾聴(仏教カウンセリングにおける「きく」;真宗と心理学の接点―聴聞と傾聴;浄土三部経における対話表現;真宗における対話表現―親鸞聖人の書簡を中心に)
第4章 ビハーラ活動と心理学の接点(ビハーラ活動と心理臨床の接点;ビハーラ実践者の活動を支える思想―浄土真宗本願寺派僧侶のインタビュー調査から)
著者等紹介
藤能成[フジヨシナリ]
1957年、福岡県生まれ。龍谷大学文学部特任教授、韓国・東国大学校印度哲学科博士課程修了・哲学博士。韓国・大邱大学校日語日文学科専任講師、九州龍谷短期大学教授を経て、現職。専門は真宗学、韓国仏教、比較宗教、仏教文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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