内容説明
「コミュ力」を発揮して悪意や犯罪から自分を守る。“防犯”は特別な技術ではなく、観察力や伝える力など普段わたしたちが発揮している「コミュニケーション力」の延長上にある。日々の意識や「予防」を中心に、緊急事態の対処まで、中高生から実践できる“防犯”をレクチャー。
目次
1章 ワークショップで快適さについて考えよう(「安全ワークショップ」に密着!)
2章 コミュニケーション力が安全の力になる(気になるコミュニケーション力;コミュニケーション力が防犯に役立つ ほか)
3章 自分を守るために知っておきたいこと(自分を守ることと暴力は違う;逃げるが勝ち ほか)
4章 安全な暮らしのために知っておきたいこと(自分を守るための心構え;自分を守るために役立つ道具 ほか)
5章 コミュニケーションが育む地域の安全(今広がる、学生防犯ボランティア;「安全な国」で防犯を考える ほか)
著者等紹介
武田信彦[タケダノブヒコ]
うさぎママのパトロール教室主宰。安全インストラクター。1997年、大学在学中に国際的な犯罪防止NPOの活動に参加。2008年に「市民防犯」を広めるためのプロジェクト「うさぎママのパトロール教室」を開設。2010年、安全ワークショップ「あんぜんパワーアップセミナー」で第4回キッズデザイン賞優秀賞を受賞。全国で講師を務めるほか、メディア取材や中央省庁への助言など市民防犯のパイオニアとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
37
2020年出版、(もう大きいから大丈夫だよね)と思われがちで、実は非常に危うい立ち位置の中高生。自律が求められ始めるのにまだまだ幼い彼らは、巣立ったばかりの嘴の黄色いひな鳥のよう…。読みながら(ああ、それでも彼らは社会に自分で立ち向かう力をつけていかないといけないんだなあ…)と思いました。親にできるのは後方支援、そして適度な距離を保ちつつもルールをきちんと徹底することでしょうか。今日も5時起きで大会へ向かった娘さん。自分で動けるようになってきたからこそ心配も多いです。2024/08/22
貧家ピー
3
防犯がテーマだが、コミュニケーションの大切さに焦点が当たっていた。2021/04/16