- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 日本の哲学・思想(近代)
内容説明
“物事を捉え直す基礎的なあり方とその歴史”から“具体的な活動・展開”に踏み込み“外部からの視点”を得て反省と普遍性に向かう思想史。思想が諸宗教・学問と結合して展開する「重要な形」の歴史的内実に、理性によって関与する方法的くわだて。日本史上の人間の営みにおける物事自体の記録から、物事の形態を巡る思考・想像による再把握へ。
目次
1 研究の課題と方法(日本思想史の方法―物事の形態と把握の歴史;戦後から二十一世紀の日本思想史―「日本らしさ」の底流・「公私」(公共)を中心に)
2 方法の諸相(方法としての「擬古」;対話と論争としての思想史研究―儒教思想史に即して ほか)
3 世界のなかの日本思想史―海外からのアプローチ(中国における日本思想史の研究;韓国の日本研究と日韓の思想連関 ほか)
4 日本思想史へ―ガイダンス(神道;仏教 ほか)
著者等紹介
黒住真[クロズミマコト]
1950年、岡山県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科教授。日本思想史・倫理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽香
1
201512252017/09/24
ぽん教授(非実在系)
1
ぺりかん社日本思想史講座のトリを務める第五巻は日本思想史全体を貫く方法論について扱う野心的な内容である。真正面から方法論について扱う論考は意外と少ないが、ある部分・切り口をテーマに扱うことで結果的に方法論を問うという試みも多くなされていて興味深い。 とはいえ、論考によって質にピンキリがある印象は否めないし、KKVのような精緻化された方法論とは違ってバリエーション豊かな分方法論同士の関係が整理されているわけでもない。あくまで現段階の到達点、として見るべきである。2016/11/14
-
- 和書
- 国際行政法の存立基盤
-
- 電子書籍
- 街角のシンデレラ - シンデレラに憧れ…