出版社内容情報
赤ちゃんがどうやってできるかから生まれるまでをユーモアたっぷりに描く性教育絵本の世界的ロングセラー新装版。谷川俊太郎の名訳。
内容説明
“こうのとりがかきとめでわたしをはいたつしてくれたの。”“おとうさんがさかばからぼくをもらってきたんだ。”“おかあさんがびょういんでぼくをみつけたんだ。”“わたしはようせいからのクリスマス・プレゼントだったの。”さて、こんなのはみんなほんとじゃないってきみはしってるね。ほんとのほんとは、もっとずっとおもしろいんだ。あるがままのいのちのはなし。ごまかしなし、さしえつき。
著者等紹介
メイル,ピーター[メイル,ピーター] [Mayle,Peter]
1939年ロンドン郊外に生まれる。広告業界で働いたのち、『ぼくどこからきたの?―あるがままのいのちのはなし。ごまかしなし、さしえつき。』のヒットをきっかけに文筆業に転じる。1986年、南仏へ移住、『南仏プロヴァンスの12か月』『南仏プロヴァンスの木陰から』を著し、世界的なプロヴァンス・ブームを巻き起こした。性教育絵本として、ほかに『なにがはじまるの?』(小社刊)などがある。2018年逝去
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、翻訳、絵本、エッセイ、作詞など幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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seacalf
38
なかなか子供が授からなかった時、コウノトリが運んできてくれないかしらと本気で思った人間なので、いざ子供に説明する時にどう話をするかまだ正直考えられないが、この絵本はひとつの選択肢になり得るかもしれない。「ごまかしなし」に惹かれたが思ったよりもストレートでもなく説明も冗長的で子供が読むには途中で飽きるかも。イラストも好みが分かれるところ。とはいえ、谷川俊太郎さんが関わっているので安心。ひとつの試みとしてありかなというところ。今や保育園でも性教育をすると聞いた。その時が来る前に色々な人の知恵を参考にしたい。2023/12/14
ツキノ
10
(E-53)2019年12月刊。ハンディ版新装版発行。以前の大きな本がうちにあるけれど、この版の大きさがちょうどいいと感じた。自分がどこからどうして、どんなふうにきたのか知りたい子に真摯に答えた本。「あかくならずにいるのは、むずかしい」「このきもちは くちじゃ うまくいえないけど」と言いつつも「すこしはにているかもしれない」と例を挙げている。ふくふくとした絵があたたかい印象。著者・訳者の写真とキャプションに注目(初版から変わっていない)。2020/02/24