内容説明
東京稗史出版社の活動を中心に、同時代の出版活動を生産・流通・享受それぞれの段階からの検証をとおして具体的に描き出す。
目次
第1部 東京稗史出版社研究(東京稗史出版社の足跡;東京稗史出版社という印刷所;活字翻刻本をめぐる思惑;東京稗史出版社における『世路日記』の位置づけ;東京稗史出版社の地平―『牡丹灯篭』とその周辺)
第2部 出版研究各論(銅版草双紙考;予約と信用(上)―集成館の予約者名簿『一話一言月刊同盟現員表』から
予約と信用(下)―予約出版と詐欺取財事件
文栄堂の出版環境(上)―書籍作製費用の実際
文栄堂の出版環境(下)―書籍の仕入れ・卸し・小売り
明治初期石川県における新聞出版(上)―吉本二郎兵衛の足跡
明治初期石川県における新聞出版(下)―『開化新聞』『石川新聞』の出版史的考察)
著者等紹介
磯部敦[イソベアツシ]
1974年新潟県生まれ。中央大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員等を経て、奈良女子大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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