内容説明
開国か否かという幕末の重大事件に直面した武士たち(藩主・勘定奉行・奉行所与力・御家人・儒者)の記録から、単に攘夷を唱えるだけではなかった、実利に長けたしたたかな武士精神を解明する。幕末維新の歴史観を覆す実証的論考。
目次
第1部 開国の論理―幕末「重大事件」に即して
第2部 武士と開国―山本元七郎「上書」
第3部 武士と開国―向山源太夫「上書」
第4部 儒者と開国―広瀬淡窓
第5部 開国への階梯―象山「上書」(天保十三年)考
著者等紹介
小池喜明[コイケヨシアキ]
1939年(昭和14)東京浅草に生まれる。東京大学大学院(倫理学専攻)修士課程修了。横浜国立大学講師、昭和大学助教授を経て、東洋大学文学部教授。博士(文化史学、同志社大学)、専攻・日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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