蕉風俳論の付合文芸史的研究

蕉風俳論の付合文芸史的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 331p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784831511591
  • NDC分類 911.33
  • Cコード C3091

内容説明

芭蕉の門人たちの作句理論を確認し、俳論用語を検証、実作品を分析。中世歌論・連歌論から近世後期の蕉門系伝書に至るまで、日本詩歌史のなかに蕉風俳論を位置づけ、その全体像を構築する。

目次

第1部 蕉風連句の分析とその方法(蕉門の式目・作法観;「恋離れの句」考;連句一巻総評論)
第2部 支考の「七名八体」説の付合文芸史的考察(座の文芸理論―支考の「七名八体」説の浸透と変質;蕉風連句における「有心付」の検証―「有心付」は「匂付」にあらず;蕉風連句における「起情」の手法をめぐって;蕉風俳論における付合用語としての「会釈」の変遷;「色立」という手法;「拍子」考―句調論から付合論へ)
第3部 蕉風発句論への視座―「題」「本意」と「実感」「実情」と(蕉風俳論における「本意」の一考察;「題」の俳論史―詞の題、心の題;詩人芭蕉感性の覚醒―発句表現における「触覚」のはたらき)

著者等紹介

永田英理[ナガタエリ]
1977年東京生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。早稲田大学教育学部助手を経て、現在、日本学術振興会特別研究員、明星大学・武蔵野大学非常勤講師。日本近世文学(俳文学)専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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