内容説明
ペットがコンパニオンアニマルとよばれるようになってきた現代では、動物との関わりをもつ場面が、日常の生活でも増えてきています。そのため、獣医師の活動分野は、多方面に広がる傾向にあります。本書では、多様化する一方の獣医師の仕事の現場を多岐にわたって紹介し、また、獣医師の世界の実状、なり方もあわせて解説しています。
目次
1章 ドキュメント 限りない愛をそそいで(地域社会に開かれた動物病院をめざして―清水邦一さん・清水宏子さん;チームワークでいい仕事を心がける―長塚信幸さん;牛のおおらかさと北海道の自然に惹かれて―山本康朗さん)
2章 獣医師の世界(獣医師とは―食生活の豊かさにともなって増え続ける獣医師の仕事;動物をとりまく事情―人間同様に寿命が延び、深刻な問題も生じている;多方面で活躍する獣医師(1)安全な生活を支える公衆衛生獣医師―本田三緒子さん ほか)
3章 なるにはコース(命と向き合い、命を育んでいく覚悟を―小岩政照さん;適性と心構え―知識と技術と判断力にプラス豊かな人間性が求められる;大学に進学する―人とのコミュニケーションや相互扶助精神を学ぶ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろん
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図書館で借りたのですが、とてもためになる内容だったので、息子がもう少し大きくなったら読ませたいと思えました2017/11/30
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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☆×4.0…別になりたいために読んだわけではなく、学生時代にいた科と似つくものがあるので。特になるには、の項目以外にも読んでほしいのは動物たちのところ。これはペットを飼っている人はぜひ読んでほしい項目です。「終生責任を持って飼う事」「避妊・去勢を行うこと」単純なことだけれども特に後者はかわいそうと言うことで守らない人がいるのです。改良されたペットは個人で繁殖させるのはやめたほうがいいのに…懐かしい学生の時代を思い出す本でした。2011/09/12
黒とかげ
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やっぱり命にかかわる仕事は並大抵の努力では就職できそうにないなぁ。動物といっても魚から牛まで幅広いわけだし……。2021/01/08