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安藤昇の戦後ヤクザ史 昭和風雲録

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784831401496
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0036

内容説明

「一瞬不帰」人生は長いように見えて、その正体は一瞬の積み重ねである。十九歳で特攻隊に志願したとき、「人生は終わった」と覚悟した。終戦を迎えて生き残ったとき、「あとの人生は余禄だ」と思った。しかし、その後には、安藤組の結成から解散までの波乱の道のりが続いていた。これは、激動の時代を駆け抜けた安藤昇の目を通した戦後ヤクザ史である。

目次

第1章 焼跡を闊歩する愚連隊(焦土の新宿;愚連隊 ほか)
第2章 占領下のヤクザ(闇屋稼業;疵 ほか)
第3章 企業の尖兵(抗争;尾津喜之助との談判 ほか)
第4章 横井英樹襲撃(依頼;射撃訓練 ほか)
第5章 俳優へ(前橋刑務所;出所 ほか)

著者等紹介

安藤昇[アンドウノボル]
1926年東京生まれ。法政大学中退。予科練から特攻隊へ入隊するが、敗戦で復員。28歳で安藤組を結成する。64年に組を解散、映画界に転身。50数本に主演するなど人気俳優として一時代を築く。俳優引退後、映画プロデューサーとして活躍する一方、作家として『安藤昇 王者の煩悩』(コアマガジン)、など多数を著す。また家相の研究家としても知られ、博徒や実業家など多彩な人生経験をもとに編み出した「九門家相術」は、実業界や芸能界に多くの信者を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

18
大物かもしれないけど、胸糞悪い。自分がどれだけ悪い事をして、のし上がったかを語る。19歳で特攻隊に志願した時に「俺の人生は終わった」と悟り終戦時「後の人生は付録だ」と思ったという。筋は通ってる。忠誠は尽くす。それは素晴らしい。ならばその付録正しい方向に使ってもらいたかった。頭もいいし、カリスマ性もある。歴史に残る偉人になっていたかもしれない。残念でならない。もうこの系統の本はお腹いっぱい。2021/09/14

リノン

5
三浦しをんさんの「本屋さんで待ち合わせ」で紹介されていた本です。特攻隊を志願したものの、終戦を迎え、混乱の中で知恵をしぼり生活し、翌年に法政大学に入学し、中退後28歳で渋谷に東興業を設立。表向きはヤクザだけど、株式会社として登記し、不動産売買と興業を業種にし大卒を幹部に置くあたりに感心しました。石原裕次郎や森繁久彌など芸能界の大物人物が出てくるので、暴力団との関係は長いことも分かりました。一般的な善悪やモラルを置いておくと、魅力ある人でした。12年で解散した理由に感動しました。2013/12/05

takao

0
☆大学→予科練→愚連隊→近代ヤクザ→俳優→映画プロデューサー、作家2016/11/06

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