内容説明
米国による対中半導体輸出管理の強化、各国による巨額の半導体産業支援、ロシアのウクライナ侵攻を経た国際秩序の激変等を受けて、今、改めて経済安全保障と半導体サプライチェーンの関係が注目されている。国内外で起きていることをどう理解したらよいか、第一線の実務家、法律家、国際経済学者、国際政治学者が、最新の知見のもとに分析する。
目次
第1章 経済安全保障と半導体サプライチェーン(はじめに 今なぜ半導体サプライチェーンか;経済安全保障の概念と半導体サプライチェーン ほか)
第2章 国際的な半導体産業の発展と半導体産業を巡る攻防(はじめに;米国および日本における半導体産業の発展 ほか)
第3章 半導体・電気電子機器産業のサプライチェーンの強靱化(はじめに;半導体・電気電子機器産業に関わる各国の政策 ほか)
第4章 半導体サプライチェーンと国際通商法(はじめに;米国 ほか)
第5章 トランプ~バイデン政権下の半導体産業をめぐる米国国内政治(はじめに;米国半導体産業のグローバル・バリューチェーンにおける位置づけと産業政策に対する選好 ほか)
著者等紹介
松本泉[マツモトイズミ]
ベーカー&マッケンジー法律事務所カウンセル弁護士。1981年千葉県柏市生まれ。2007年に経済産業省入省。通商政策局ロシア・中央アジア・コーカサス室長等を歴任し、2020年7月に退官。2021年2月より現職。ハーバード・ロースクール法学修士
吉本郁[ヨシモトイク]
東京大学大学院総合文化研究科専任講師。政治学Ph.D(オハイオ州立大学、2019年)。専門は国際政治経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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