内容説明
日本人に特徴的な価値基準や社会規範とは何か?本書では、先行研究や「世界価値観調査」のデータを踏まえ考察。それらが日本社会の諸制度、すなわち、家族、企業、政府(政策)、経済と整合的であること、制度間に相互補完性があること、さらに、それらが変化しつつあり、諸制度にも影響を及ぼしていることを論じたものである。
目次
1 理論編(河合隼雄の「中空構造」;丸山真男の「無限包容性」と「精神的雑居性」;大野晋・森本哲郎・鈴木孝夫の「日本論」 ほか)
2 実証編(「世界価値観調査」;幸福度、生活満足度、人生の自由度;リスク回避 ほか)
3 本編(日本における家族;日本における企業;日本における政府、政治、公共政策 ほか)
著者等紹介
塚原康博[ツカハラヤスヒロ]
明治大学情報コミュニケーション学部教授。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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