内容説明
我々はこれまで経験したことのない経営環境下に置かれている。企業の利益追求や特定のステークホルダーだけを重視するといった従来の経営学が通用しなくなってしまった。本書は、今こそ、企業規模にこだわらず、企業と地域との関係性や地域での役割を再評価して、地域発展に寄与できるかに軸をおいた経営を中小企業は推し進める絶好のチャンスと提言する。
目次
第1部 「新中小企業」の概念(新中小企業論とは;ローカルな視点からの中小企業の再考―「京都・地域企業宣言」;中小企業のイノベーション1―創業、第2創業、そして第3創業へ;中小企業のイノベーション2―創業,第2創業,そして第3創業へ)
第2部 地域における中小企業の役割(中小企業による新事業・新産業創出1;中小企業による新事業・新産業創出2―新事業創出を中心として厳しい環境を乗り切るための中小企業への示唆;中小企業の新たな地域内の産学官連携;新中小企業における雇用と新しい働き方;中小企業に対する地域金融機関の今後の役割;中小企業と地域金融機関の新しい関係;地域内サプライチェーンと地域企業―佐藤長(青森県弘前市)を事例として―
地方都市における小規模チェーン店の経営戦略―熊本県人吉市イスミ商事の事例
農林水産業における中小企業の展開
地域の伝統を守る新中小企業―伝統産業の枠を超えて)
第3部 新中小企業としてのこれからの展望(中小企業のDX(Digital Transformation)戦略―大阪南泉州地域におけるインバウンド観光客への中小企業の対応
ICTを活用した中小企業事業展開
撤退戦略としてのM&Aを活用した中小企業
SDGs時代の中小企業)
著者等紹介
林幸治[ハヤシコウジ]
明治大学経営学部卒業、明治大学経営学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)。大阪商業大学総合経営学部教授。日本中小企業・ベンチャービジネスコンソーシアム副会長。日本経営財務研究学会、中小企業学会、日本経営学会、証券経済学会、日本経済会計学会、日本財務管理学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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