内容説明
1990年代初頭、長年にわたる内戦とそれによる混乱から抜け出し、平和を回復したカンボジア王国は、急速な成長と発展の軌道に乗りはじめた。その結果、同国の社会・政治・経済、そして文化や自然は、現在、大きな変化の渦中にある。本書は、急速な変貌を遂げつつあるカンボジアの実状とそのプロセスを、わかりやすく紹介している。
目次
第1章 自然環境と石造文化遺産の共存
第2章 歴史と政治―ポル・ポト派(クメール・ルージュ)を中心に
第3章 外国語教育―過去・現在・そして未来への課題
第4章 観光地化にともなう住民生活の変化
第5章 経済発展と社会変動
第6章 森林資源とその変化
第7章 社会保障
第8章 医療と衛生環境の現状
第9章 カンボジアの医療―熱帯感染症の現状
著者等紹介
藁谷哲也[ワラガイテツヤ]
1958年東京に生まれる。1980年日本大学文理学部卒業。1987年日本大学大学院理工学研究科博士後期課程(地理学専攻)修了。1987年理学博士(日本大学)。2006年日本大学教授。2006年日本大学大学院理工学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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