出版社内容情報
深化する相互依存と地域協力,経済連携に潜むアジアの死角は何か?マクロ経済,貿易・投資,通貨・金融,経済連携の視点から検証アジアは今,どのような構造的課題に直面しているのか。トランプ・ショックはアジアの新たなリスクとなるのか。深化する相互依存と地域協力,経済連携に潜むアジアの死角は何か。今後のアジア経済の変化をどう読み解くべきか。本書は,アジア経済の現状と課題,今後の展望について,マクロ経済,貿易・投資,通貨・金融,経済連携の視点から徹底検証。
第1部 アジア経済の現状と問題点
第1章 中国経済の減速と構造改革
第2章 韓国経済のリスク:対中依存による問題点
第3章 ASEAN経済と中所得国の罠:農・食・観光クラスターの提案
第4章 インドの成長戦略の課題:分断社会の長期的成長
第2部 深まるアジア経済の相互依存
第5章 ASEANのFTA:その問題点
第6章 メコンの産業集積:チャイナ+1とタイ+1
第7章 東アジアの生産ネットワークとアジア企業:電機電子産業の事例から
第8章 東アジアのFTAの経済効果
第3部 アジアの通貨・金融:新たな課題
第9章 通貨危機後の通貨・金融協力
第10章 中国の人民元の国際化は本物か
第11章 なぜヨーロッパがAIIBに参加するのか
第4部 重層的なアジアの経済連携:今後の行方
第12章 ASEAN経済共同体の創設と新たな目標:世界経済の構造変化の下での経済統合の深化
第13章 RCEPの概要と課題
第14章 日中韓の貿易構造とFTA
第15章 先行き不透明となったTPPとFTAAP:アジア太平洋の新通商秩序に暗雲
第16章 中国の一帯一路構想の可能性:習近平国家主席の一帯一路外交から見た視点
石川 幸一[イシカワ コウイチ]
馬田 啓一[ウマダ ケイイチ]
清水 一史[シミズ カズシ]
内容説明
アジアは今、どのような構造的課題に直面しているのか。トランプ・ショックはアジアの新たなリスクとなるのか。深化する相互依存と地域協力、経済連携に潜むアジアの死角は何か。今後のアジア経済の変化をどう読み解くべきか。本書は、アジア経済の現状と課題、今後の展望について、マクロ経済、貿易・投資、通貨・金融、経済連携の視点から徹底検証。
目次
第1部 アジア経済の現状と問題点(中国経済の減速と構造改革;韓国経済のリスク:対中依存による問題点;ASEAN経済と中所得国の罠:農・食・観光クラスターの提案;インド成長戦略の課題:分断社会の長期的成長)
第2部 深まるアジア経済の相互依存(ASEANのFTA:その問題点;メコンの産業集積:チャイナ+1とタイ+1;東アジアの生産ネットワークとアジア企業:電機電子産業の事例から;東アジアのFTAの経済効果)
第3部 アジアの通貨・金融:新たな課題(通貨危機後の通貨・金融協力;中国の人民元の国際化は本物か;なぜヨーロッパがAIIBに参加するのか)
第4部 重層的なアジアの経済連携:今後の行方(ASEAN経済共同体の創設と新たな目標:世界経済の構造変化の下での経済統合の深化;RCEPの概要と課題;日中韓の貿易構造とFTA;先行き不透明となったTPPとFTAAP:アジア太平洋の新通商秩序に暗雲;中国の一帯一路構想の可能性:習近平国家主席の一帯一路外交から見た視点)
著者等紹介
石川幸一[イシカワコウイチ]
1949年生まれ。東京外国語大学外国語学科卒業。ジェトロ国際経済課長、国際貿易投資研究所研究主幹等を経て、亜細亜大学アジア研究所所長・教授。国際貿易投資研究所客員研究員
馬田啓一[ウマダケイイチ]
1949年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。杏林大学総合政策学部教授、客員教授を経て、杏林大学名誉教授。(一財)国際貿易投資研究所理事・客員研究員
清水一史[シミズカズシ]
1962年生まれ。北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、九州大学大学院経済学研究院教授。国際貿易投資研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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