出版社内容情報
日本のTPP戦略を総括した決定版!TPP交渉がようやく妥結した。TPPへの期待は大きいが課題も多い。TPP合意をどう評価すべきか。TPPによってアジア太平洋の通商秩序はどう変わっていくのか。本書は、TPPの意義と課題、TPP交渉の争点、域外国への影響、ポストTPPの通商秩序など、焦眉の視点・論点を中心に日本のTPP戦略を総括。総勢21名の学者・研究者からなる豪華執筆陣による待望の一冊。
第1部 TPPの意義と課題
第1章 メガFTAの潮流とTPP
第2章 TPPと東アジア開発戦略
第3章 TPP諸国の貿易構造と生産ネットワーク
第4章 TPPと日本農業の将来
第5章 TPPの経済効果
第6章 TPPと日本経済の再生
第2部 検証・TPP交渉の争点
第7章 TPPと物品市場アクセス(関税撤廃)
第8章 TPPと投資
第9章 TPPとサービス
第10章 TPP協定における政府調達規定
第11章 TPP協定における国有企業規律―概要と評価―
第12章 TPP交渉と知的財産権―医薬品をめぐる問題―
第13章 TPPと環境
第3部 域外国の影響と対応
第14章 TPPとASEAN―TPP合意のAECと各国へのインパクト―
第15章 TPPと韓国の対応
第16章 TPPと中国の対応
第17章 TPPとEU(欧州連合)の対応―TPPはEUにどのようなインパクトを及ぼすのか―
第4部 ポストTPPの通商秩序
第18章 米国のポストTPP戦略
第19章 中国の一帯一路戦略の行方
第20章 ポストTPPとアジア太平洋のFTA
第21章 TPPルールとWTO
馬田 啓一[ウマダ ケイイチ]
浦田 秀次郎[ウラタ シュウジロウ]
木村 福成[キムラ フクナリ]
内容説明
TPP交渉がようやく妥結した。TPPへの期待は大きいが課題も多い。TPP合意をどう評価すべきか。TPPによってアジア太平洋の通商秩序はどう変わっていくのか。本書は、TPPの意義と課題、TPP交渉の争点、域外国への影響、ポストTPPの通商秩序など、焦眉の視点・論点を中心に日本のTPP戦略を総括。総勢21名の学者・研究者からなる豪華執筆陣による待望の一冊。
目次
第1部 TPPの意義と課題(メガFTAの潮流とTPP;TPPと東アジア開発戦略 ほか)
第2部 検証・TPP交渉の争点(TPPと物品市場アクセス(関税撤廃)
TPPと投資 ほか)
第3部 域外国の影響と対応(TPPとASEAN―TPP合意のAECと各国へのインパクト;TPPと韓国の対応 ほか)
第4部 ポストTPPの通商秩序(米国のポストTPP戦略;中国の一帯一路戦略の行方 ほか)
著者等紹介
馬田啓一[ウマダケイイチ]
1949年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科博士課程修了。杏林大学総合政策学部・大学院国際協力研究科教授、客員教授を経て、名誉教授。国際貿易投資研究所理事・客員研究員
浦田秀次郎[ウラタシュウジロウ]
1950年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、スタンフォード大学経済学部大学院博士課程修了(Ph.D.)。世界銀行エコノミストを経て、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。日本経済研究センター特任研究員
木村福成[キムラフクナリ]
1958年生まれ。東京大学法学部卒業。ウィスコンシン大学経済学部大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、慶應義塾大学経済学部教授、研究科委員長。東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)チーフエコノミスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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