内容説明
組織的にいかに状況を適切に認識するか、いかに新たな知を創造するか。現代の組織にとり、最重要の課題に取り組んできた組織認識論。本書では、組織認識および組織知に関する代表的諸理論の紹介、ケース・スタディ等、それらの実践的応用展開例、さらには最新の研究動向まで、欧米を中心に活発な議論が展開されてきた組織認識論の全貌が明らかにされる。本書は、文眞堂刊行『組織認識論の世界』1巻~3巻を合本とし、改題・再構成したものです。
目次
組織認識論前史
Weick理論
解釈主義とESRモデル―Weick理論の歴史的理解
組織認識―集主観性‐の実相
事例研究伊藤忠の挑戦
センスメーキングパラダイムのリーダーシップ論
ミネベア・高橋高見のリーダーシップ
HRO理論
JFEスチール・東日本製鉄所の挑戦
柏崎刈羽原発直下型地震
食の安全をどう守るか
Krogh&Roos理論
ホスピタリティ・マネジメント論
組織の適応理論と経営戦略
福島第一原発事故
組織認識論の未来
著者等紹介
高橋量一[タカハシリョウイチ]
亜細亜大学経営学部教授、亜細亜大学大学院アジア国際経営戦略研究科教授。コンサルティングファーム・オフィスフロンティア代表。法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得。株式会社三興専務取締役、高大金属株式会社専務取締役、ソフトバンク株式会社ソーシング戦略部長、東日本国際大学経済学部講師、法政大学経営学部講師などを経て現職。経営学の最先端を形成する組織認識論に、経営者としての実務経験をブレンドした実践的コンサルティングには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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