内容説明
巨大なエネルギー資源を持つロシアと、経済成長が巨大なエネルギー需要を生む中国。隣接する両国は当然、さまざまなエネルギー協力を試みたが、現実は簡単ではなかった。本書は中ロの石油・ガス協力がどのように進展し、あるいは落胆する結果に陥ったのかを克明に描く。これからの世界のエネルギー市場、日本のエネルギー政策を占う上でも必読。
目次
1 中国・ロシア関係におけるエネルギー要因
2 東シベリアおよびロシア極東における石油産業の発展
3 東シベリアおよび極東ロシアにおけるガス産業の発展
4 中国の石油産業
5 中国のガス産業
6 中央アジアにおける中国の石油・ガス投資
7 2000年以降の中ロの石油・ガス協力
8 結論
著者等紹介
グンウク,パイク[グンウク,パイク] [Keun‐Wook,Paik]
1959年生まれ。英国アバーディーン大学にて博士号取得。1995年王立国際問題研究所参加。2007年からオックスフォード・エネルギー研究所シニアサーチフェロー。この間、中国国有石油会社(CNPC)顧問、サハ共和国顧問、慶煕大学校客員教授、延世大学校助教授、中国石油大学助教授、吉林大学招聘客員教授等務める
西村可明[ニシムラヨシアキ]
1942年東京生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位修得。一橋大学経済研究所教授、一橋大学経済研究所所長、一橋大学副学長を歴任。2009年公益財団法人環日本海経済研究所(ERINA)所長。2010年9月からERINA代表理事兼所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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