内容説明
芸術と経営の接点は、それぞれの教育基礎に回帰し、己の人生観・世界観を探すこと。それを実感する方法は、ドラッカー、グローバル教育、歌舞伎、空港美術館などをテーマにして、当事者意識で、擦り合わせの技芸を磨き、超える力を己の中に培い、そして「“未来の場”づくり」へと自己開発すること。本書は芸術と経営の両分野を繋ぐ見えない糸(価値)を手繰り寄せる一つの試みである。
目次
序論 芸術と経営の架け橋・グローバル人材の教育
第1部 アメリカ現代美術に学ぶ芸術経営
第2部 ピーター・ドラッカーに学ぶ芸術経営
第3部 歌舞伎に学ぶ芸術経営
第4部 芸術経営のグローバル・リーダーシップ教育論:感動文化とグローカリズム哲学
第5部 芸術経営の未来:グローカル・にっぽんを世界ブランドに!
補論 都市集客産業への文化環境づくり
著者等紹介
村山にな[ムラヤマニナ]
玉川大学芸術学部准教授。千葉大学工学部工業意匠学科修了、ニューヨーク市立大学院大学の美術史博士課程修了、専攻西洋近現代美術、Ph.D.in Art History。ニューヨーク在住中にパーソンズ・デザインスクール、クイーンズボロ大学などで教鞭をとる。アート、デザイン、写真、教育、マネジメントを横断する学問を追求。日米美術文化研究会日本事務局代表
村山元英[ムラヤマモトフサ]
千葉大学名誉教授・シアトル大学特別招聘教授。MBA(米国シートンホール大学院)、商学博士。米国の母校で教べんをとり始め、日本に帰国後は上智大学、中央大学で教え、その後は千葉大学・法経学部で定年を迎える。そのあとの中京大学・名古屋人生で日本再発見。そこも定年、そして米国シアトル大学の経営学部大学院にVisiting Distinguished Professorとして招聘され、自らの学問と、研究・教育をグローバル化する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。