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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
153
人気が出ていると聞いて読んでみました。納得です。どんどん深い世界に行き着けそうです。続きを買います。2023/01/08
Aya Murakami
149
ゲオで借りた本 神が作ったこの世は美しい。うーん、神ってやっぱり物理法則や大自然だったりします? 「何コレ?」「ナニ、コレ?」とそんな美しい地動説の図が派遣異端審問官にみつかったときのスリリングが頭から離れない。 科学史って興味深いですね。今はやりのワクチンの歴史も漫画化されたら読んでみたい。 2022/07/17
ムッネニーク
125
66冊目『チ。 ー地球の運動についてー 1』(魚豊 著、2020年12月、小学館) 宗教による弾圧を受けながらも地動説を追求する者達を描くという、異色なテーマを扱った漫画。 実在の哲学者の名前は出てくるが、史実を扱っているわけではない。舞台となる国や宗教は架空のものであり、本作はあくまでフィクションであるというスタンスを崩すことはない。 技術面では稚拙なところも見受けられるが、非常に知的、かつ熱意に溢れている作品である。つまり単純に面白い! 「でも不正解は無意味を意味しません。」2021/07/29
兵士O
92
僕の友人が「この漫画はストーリーは面白いけど、ギャグ要素がないから処分するんだ」と言っていた所を、それならばと言ってもらってきた本です。読んでみると確かにその通りでした。主人公が追い詰められていく様が見事に描かれていると思いました。そして衝撃のラスト! 確かにこの流れだとこうなるな、と理屈では思っていても、それを凌駕する、実際にそのシーンを見ないと分からない心の揺さぶりが僕にはありました。ああ、俺もぬるい環境のモブの一人だけど、そんな俺でも時には生きている意味も考えるのよぉ! と叫びたくなる一冊でしたね。2022/06/05
眠る山猫屋
85
己の信じる美しいものを見つけだしてしまった者たちの葛藤と生きざま。嘘を吐き、信念を捨てれば何の問題もなく生きてはいける。最初の主人公ラファウもそうだった。反抗ではなく、改革でもなく、ラファウは唯々見つけてしまった〈美しい真実〉を消し去れなかった。継承された真実は何処へ。引き込まれた・・・。2021/11/19