内容説明
巨大化しつつある中国市場を攻略するためには新たな企業・経営戦略が必要だ。それが台湾企業を活用した日台ビジネスアライアンスである。日台ビジネスアライアンスとは、日台近接型パートナーシップによる分業・提携を通した中国市場での生産・販売だけではない。アジアに広がる様々な経済共同体の経済的基盤を準備するものでもある。
目次
第1章 日本多国籍企業の中国展開と日台ビジネスアライアンス―巨大化する中国市場におけるその位置と新たな競争戦略
第2章 中国における日台アライアンスの基盤とその変化の可能性―「台湾活用型対中投資」を中心に
第3章 グローバリゼーションと台湾企業の依存関係管理―日本の装置産業と台湾TFT‐LCD産業の関係性の変化を例に
第4章 中国・台湾における日系多国籍企業の労働力の生成と編成
第5章 日台中企業間の生産チェーンと国際的下請生産―日本中小企業の海外進出を通して
第6章 日・台・中産業連携と経済成長戦略―脱冷戦のビジネス・ネットワークによる平和と繁栄の秩序
第7章 日台中ビジネスアライアンスの発展と韓国多国籍企業の対応―競争と協調
著者等紹介
郭洋春[カクヤンチュン]
1959年生。立教大学経済学部教授
角田収[カクタオサム]
1946年生。日本大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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