内容説明
1492年のコロンブスのサン・サルバドル島到着は、西洋優位のグローバリゼーションという時代に道を開いた。それは、19世紀のパックス・ブリタニカ、20世紀のパックス・アメリカーナをへて、今に続く。500年余にわたる世界の歴史的発展のロジックを追い、アジア・ブームや日本の「失われた20年」までを俯瞰して、新たな歴史観を問う。
目次
第1部 世界の経済then and now(歴史再考(変貌する歴史観;パックス・ブリタニカの世界)
パックス・アメリカーナの世界(アメリカ・モデルとは何か;冷戦後世界&ニューエコノミー))
第2部 日本とアジアat present(激動の日本(日本とは何か?;日米中トライアングル;挫折した日本のアジア戦略)
激動のアジア(アジアの消費と物流;アジアの勢い))
著者等紹介
中尾茂夫[ナカオシゲオ]
1954年、長崎市生まれ。明治学院大学教授。経済学博士。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程退学。大阪市立大学経済研究所教授などをへて現職。シカゴ、トロント、ロンドン、ロサンゼルス等の欧米で、上海、バンコク、北京、マカオ等のアジアで、講義や研究報告や調査を重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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