内容説明
イノベーションをいかにマネジメント・促進するか。何が日本企業のイノベーションを阻害しているか。本書はその解明のため、イノベーションの不確実性の克服を主題とし、そのための論理=「多様性創出とコンテクスト創造」を中核とするイノベーションモデルを提示する。「技術で勝って事業で負ける」の超克、顧客価値をいかに創造するかへの誘いである。
目次
1章 イノベーションとは不確実性の克服プロセス
2章 不確実性を克服するイノベーションモデル
3章 多様性に基づく結合の創出
4章 コンテクスト創造に基づく価値抽出
5章 多様性創出とコンテクスト創造の阻害要因
6章 多様性の創出とコンテクスト創造に基づくイノベーション
7章 多様性創出とコンテクスト創造によるイノベーション事例の記述
8章 考察のまとめ
9章 結論
著者等紹介
志賀敏宏[シガトシヒロ]
1956年大阪府生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業(液晶物性専攻)。(株)日立製作所入社、家電研究所にて半導体撮像素子によるビデオカメラの開発・電子回路設計、関連する半導体レイアウト設計、シミュレーション、特許出願等に従事。その後、(株)三菱総合研究所入社。エレクトロニクス、自動車関連企業等の新製品開発、新規事業、事業領域構築等、50社あまりの経営コンサルティングに従事。事業構造研究室長、eストラテジーグループ・リーダー、ベンチャー支援事業部シニアコンサルタント等の任にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。