内容説明
本書で展開されるのは、まったく新しい言葉で語られた21世紀の組織認識論である。組織知はいかにして可能になり、それはどのように展開するのか。こうした組織認識論の根幹的諸問題に対して、オートポイエーシス、フラクタル、言語ゲームなどの概念を大胆に導入しつつ、それらを縦横無尽に駆使しながら明快な答えが示されている。斯学必読の書。
目次
組織知という概念について
これまでのオーガニゼーショナル・エピステモロジー
オートポイエーシス・システム
組織知―個人の組織知(と社会の組織知)
スケーリング理論で(社会の組織知を)読み読く
組織知と言語化
言語化とその先にあるもの
組織知の展開の妨げとなるもの
オーガニゼーショナル・エピステモロジーの未来
新しいエピステモロジーの実例
センコープ社(SENCORP)のマネジメント・モデル
後記:最後の自己言及
特別寄稿論文(知のニュー・フロンティアへ;ニュー・オーガニゼーション・エピステモロジー)
著者等紹介
クロー,ゲオルグ・フォン[クロー,ゲオルグフォン][Krogh,Georg von]
スイス連邦工科大学(ETH)チューリッヒ校教授。同大学経営経済技術学部長。戦略経営およびイノベーション関連の講座を担当する
ルース,ヨハン[ルース,ヨハン][Roos,Johan]
イマジネーション・ラボ・ファウンデーション代表。ストックホルム商科大学教授
高橋量一[タカハシリョウイチ]
亜細亜大学経営学部・亜細亜大学大学院アジア国際経営戦略研究科准教授。法政大学経営学部兼任講師。法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得。株式会社三興専務取締役、東日本国際大学経済学部講師などを経て現職
松本久良[マツモトヒサナガ]
法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士後期課程単位取得。現在、産業能率大学通信教育部、自由が丘産能短期大学能率科非常勤講師。専門は経営組織論で主にワイクやマーチなどの理論を研究する一方、大学では社会人を中心に実践的な教育活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 石川淳研究