内容説明
「石油異変」はグローバル化の加速の下で進行する「資源の飽食」、石油依存、対外不均衡の拡大等世界経済が今日陥っている“成長の罠”とリスクの実態を浮き彫りにした。原油高騰と対外不均衡を構造化させ、世界経済の長期発展を阻む「資源依存型市場主義」を克服し、省資源・知識・情報・技術集約型発展に向け、今こそ政策を転換すべき時である。
目次
第1部 世界経済のグローバル石油依存(グローバル化の加速が招く「石油異変」;金融と石油が絡む危機と繁栄;先物市場の肥大化と投資/投機ファンド)
第2部 グローバル化時代の世界経済:変革と進化への課題(グローバル化が促す不均衡と格差の拡大;地球化時代の多国籍企業と産業再編;持続的発展への資源・環境制約;転成期の世界経済:変革への展望)
著者等紹介
唐沢敬[カラサワケイ]
群馬県生まれ。(1935年)明治大学政治経済学部経済学科卒業(1959年)。立命館大学名誉教授・経済学博士。東京国際大学・国際教育プログラム顧問。専門、世界経済論、国際石油産業論、アジア太平洋地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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