出版社内容情報
日本型経営資源の中国への移転過程で、経営方針・理念、戦略や人材育成などの諸要素を中心に、日本を代表する大手企業2社における移転のプロセスを現地調査を基にその実態を明らかにする。
内容説明
「改革・開放」以来、中国は海外の先進的な生産・経営システムの導入と移転を図り積極的に外資系企業を誘致してきた。本書は日本型経営資源の中国への転移過程で、経営方針・理念、戦略や人材育成等の諸要素を中心に、日本の大手企業2社における移転のプロセスを内部資料・インタビュー等による現地調査を基にその実態を解明するものである。
目次
第1部 経営資源の移転に関わる理論的考察(経済発展における外資系企業の役割と機能;外資系企業における経営資源の国際移転に関わる理論;日本型経営資源の検討及び移転についての仮説)
第2部 日本型経営資源の移転の動向と事例分析(中国の電子・電機産業の発展と日本企業による経営資源移転の動向;「北京・松下カラーブラウン管有限公司」(BMCC)の事例
「上海日立家用電器有限公司」(SHHA)の事例)
第3部 経営資源の移転に関する仮説の検証(日本型経営資源の国際移転に関する仮説の検証)
著者等紹介
董光哲[トウコウテツ]
1971年中国吉林省に生まれる。1997年来日留学。2004年3月桜美林大学大学院国際学研究科博士後期課程修了。現在、明治学院大学経済学部専任講師(学術博士)。担当科目、国際経営論、経営学概論、海外フィールド・スタディなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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