出版社内容情報
グローバル・エコノミーの基礎をなす新自由主義経済学に新構造主義経済学を対置して、開発論の源流をなす幼稚産業論と根源的な開発思想を学際的アプローチを用いて縦横無尽に論じた「開発論ルネサンス」ともよべる意欲作である。
内容説明
本書は前著作『開発論の視座―南北貿易・構造主義・開発戦略―』を補完・拡充する意図をもって執筆された。グローバル・エコノミーの基礎をなす新自由主義経済学に新構造主義経済学を対置して、開発論の源流をなす幼稚産業論と根源的な開発思想を学際的アプローチを用いて縦横無尽に論じた「開発論ルネサンス」ともよべる意欲作である。
目次
第1部 新構造主義経済学対新自由主義経済学(初期構造主義から新構造主義へ;新構造主義による新自由主義評価)
第2部 幼稚産業論(幼稚産業論の原型―ハミルトンとリストのケース;幼稚産業論の発展)
第3部 学際的アプローチ(ヴェーバーと開発論;フォン・チューネンと開発論―チューネンからルイスへの視座;ルイス問題再考;ケインズと開発論)
著者等紹介
宮川典之[ミヤガワノリユキ]
1954年長崎県に生まれる。1978年同志社大学商学部卒業。1988年早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。岐阜聖徳学園大学教育学部および大学院国際文化研究科教授。専攻は開発経済論、国際経済論。この間、早稲田大学社会科学研究所と同現代政治経済研究所の特別研究員、名古屋大学経済学部、南山大学経済学部、椙山女学園大学生活科学部、中部大学大学院経営情報学研究科の兼任講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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