内容説明
著者は先に、1990年代前半までの中国企業の実情をふまえ、『国際比較の視点で見た現代中国の経営風土』(文眞堂、1997年)を公刊したが、本書は、その後の経営環境の変化、経営者意識の変化、思い切った経営革新と経営風土の変貌などを、有力私営企業、国有企業、郷鎮企業、中小企業の諸領域にわたって分析、中国企業の急速な発展の姿を捉える。
目次
第1章 本書の基本的視角
第2章 集団化の廃止による生産の回復
第3章 国有企業の改革と「ネットワーク中心型社会」への回帰
第4章 市場経済化と経営者意識の変化
第5章 有力私営企業の発展と経営革新
第6章 国有企業における経営革新
第7章 歴史的使命を終えた「郷鎮企業」
第8章 中小経営発展の実態
著者等紹介
岩田(沈)奇志[イワタチンキシ]
杭州大学(現浙江大学)で日本語を学び、北京外国語大学で日本の社会と文化を専攻、清華大学で教鞭を執り、後来日、名古屋大学で経済学博士取得、現在中国及びマレーシアの経済・経営問題を研究する傍ら、日本福祉大学で非常勤講師を勤める
岩田龍子[イワタリュウシ]
東京大学経済学部卒、同大学院博士課程中退、ジョンズホプキンス大学に学び、武蔵大学・国際大学・九州大学・日本福祉大学で教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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