内容説明
日本的賃金の本質的意義を問う!日本の賃金管理の実態を、昭和準戦時・戦時期から戦後の現代期まで歴史的にその形成の展開を試み、日本の賃金の本質的意義の解明を図るもの。戦後との連続性に注目しながら、従来の「年功賃金」の規定の限界を超えて、「所属型賃金」という日本的賃金の実態に即した新しい本質規定を提起し、そこから日本的経営の意義に迫った研究成果。
目次
序章 日本の賃金管理への接近
第1章 昭和初期の賃金管理
第2章 労務統制と労務管理―労働者固定化政策
第3章 賃金統制と賃金管理―賃金体系の理想型
第4章 産業報国運動と職場組織―職業人の大量形成
第5章 賃金体系の変遷
第6章 戦後賃金体系の展開
第7章 能力主義管理と賃金管理
第8章 成果主義管理の展開
第9章 日本的経営論の展開
終章 所属型賃金と日本的経営
著者等紹介
晴山俊雄[ハレヤマトシオ]
1948年岩手県に生まれる。1971年立教大学経済学部卒業。1981年立教大学大学院経済学研究科博士課程修了。九州産業大学商学部講師・助教授を経て、石巻専修大学経営学部教授
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