内容説明
企業倫理と企業統治問題が大きな関心と議論を集めている。日本だけではなく、米国や欧州等の世界的規模で大きな高まりを見せている。本書は、特に最近の企業倫理と企業統治をめぐる変革の動きや議論に焦点を合わせて、各国(日本・米国・英国・ドイツ・フランス・韓国等)の現状と課題を検討することにより、その国際比較を目指すものである。
目次
序章 企業倫理と企業統治―概念的基礎の確認
第1章 アメリカにおける企業倫理論
第2章 アメリカにおける企業統治
第3章 ドイツにおける企業倫理
第4章 ドイツの企業統治
第5章 イギリスの企業倫理と企業統治
第6章 フランスの経営倫理と企業統治
第7章 韓国の企業倫理と企業統治
第8章 日本の企業倫理と企業統治
第9章 多国籍企業の企業統治と企業倫理
結章 企業倫理と企業統治の展望と課題
特別寄稿 経営学教育における企業倫理の領域:過去・現在・未来
著者等紹介
中村瑞穂[ナカムラミズホ]
1933年長野県長野市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。武蔵大学経済学部教授、明治大学商学部教授、同学部長を経て、明治大学名誉教授。商学博士。現在、作新学院大学地域発展学部および同大学院経営学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。