内容説明
21世紀の国際ロジスティクスについて、その戦略的展開をどのようにはかるかにつき、国際航空貨物運送、国際ロジスティクス、トレード・タームズ実証研究のそれぞれ第一人者が、我国が直面する問題点を提起しその解決策を3人で考察した自信作。国際ロジスティクスに関心を持つ業界関係者、学生に必携の書。
目次
第1章 21世紀の国際物流をどう考えるか(何故、航空運送なのか;国際輸送の現状を認識する ほか)
第2章 航空運送がもたらす流通革命(航空運送のハードウェアとは?;航空運送のルール ほか)
第3章 変貌する国際輸送市場(複合輸送は国際輸送の基幹である;輸出入手続の簡素化はコストの削減をもたらす ほか)
第4章 トレード・タームズはFOB、C&F(CFR)、CIFからEx系、Delivered系に移行する(トレード・タームズを積極的に使いこなそう;わが国では依然としてFOB、C&F、CIFが主流である ほか)
第5章 国際物流の今後の展望(日本の航空運送―このままでは落ちこぼれ;日本の国際輸送―改革の焦点は ほか)
著者等紹介
小林晃[コバヤシアキラ]
1966年早稲田大学商学部卒業。1974年同大学大学院商学研究科博士課程単位取得。現在、日本大学経済学部教授。神奈川大学講師。経済学博士
平田義章[ヒラタヨシアキ]
1956年大阪外国語大学ドイツ語学科卒業。1991年日本通運株式会社国際輸送事業部長。1992年米国日本通運株式会社副社長。現在、国際ロジスティクス・アドバイザー。神奈川大学経済学部、明治学院大学経済学部非常勤講師。日本ロジスティクスシステム協会。国際物流管理士専門委員会委員
木下達雄[キノシタタツオ]
1943年セント・ジョセフズ・カレッジ、ジュニア修了。1959年パン・アメリカン航空会社、日本地区補給部部長。1968年同航空会社、日本地区空港副支配人。1977年同航空会社、太平洋・アジア地区貨物本部長。1991年全日本空輸株式会社本社貨物郵便部調査役。現在、キノシタ・エビエーション・コンサルタンツ代表。IATA航空危険物取扱資格認定講座講師。IATA教育センター国際教授会、貨物教授会会員。IATA Airline Training & Development Institute‐Singapore講師。日本大学経済学部非常勤講師、同商学部非常勤講師
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